SeraphicBlue好きの理由
理由を問われると少し困るんですが、その一つに、ヒロインのことがありますね。
なんか普通っぽいヒロイン(世界を救うためにがんばる)みたいなやつには飽きていたときに、こんな文を見つけたんですね。
それこそ世界に尽くすヒロインなんてのは、まったく疑わしいものです。
何だこいつは、道徳の教科書の住人か、はたまたプロパガンダのマスコットキャラかと、
そんな事ばかりを思って、見るに堪えません。
ヴェーネを人間らしく描くに当たって、私はそんな既存のヒロイン像、
人間を騙り心を語らぬ虚像<まがいもの>を、徹底的に破壊する事を考えました。
但しそれは、破壊したくて破壊したというのではなく、
考えた末に行き着いた手段が、偶々その虚像の破壊だったという事です。
「そのヒロインは笑うか?」「いや笑わない。」
「そのヒロインの瞳は明るいか?」「いや昏い。」
「そのヒロインは喜楽にて世界を包むか?」
「いや、そのヒロインは怒哀にて世界を殴り付けるぞ。」
「ではそのヒロインは、心から世界を救いたいと願っているか?
つまり、あらゆる生命を両手に支える、その世界を愛しているか?」
「そんな訳が無い。」
「何故だ? 彼女はヒロインではないのか?」
「何を言ってる。彼女は人生を奪われた人間だ。
"その手のヒロイン"を探しているのなら、どこか他を探すべきだろう。」
この物語で、ヴェーネは使命の名の下に、その人生を奪われています。
そこでこう考えてみました。
人生を奪われた人間が、何を胸に抱き、どんな眼差しで世界を見るのか?
すると、今まで彼女を包んでいたヒロインという虚像は徐々に瓦解し、
その下から、余りにも苛烈な本性が姿を見せ始めます。
果たして彼女は、稀代のダークヒロインとなりました。
既存のヒロインという虚像を破壊した先の存在として、
人生を奪われた人間の在り様を示す、生身のダークヒロイン。
それこそがSeraphic Blueの物語を織り成す主人公、
皆さんが知る所の、ヴェーネ・アンスバッハその人なのです。
実際この過程では、常にずっしりと重く、リアルな手応えを感じていました。
手応えの無い虚像のヒロインから、手応えのある生身のダークヒロインへ。
彼女と、それにまつわる物語の変革は、その時確かに行われていたのでしょう。
はい、少し長いですが、この文です。
この文を見て、やってみようと思ったんですね。
だって、俺としてはこんな今までの対極のようなヒロインは初めて見たし、これが俺の求めていたものだと直感で感じました。そして、それが大当たりしたんですね。それが理由の一つです。
書き出してみましたが、ほとんど一目惚れってやつですね(汗
まぁ、これが主な理由ですね。
俺の文章構成能力の欠陥のせいでよくわからないと思いますが、
とりあえず理解したことにしてください。
今日のオマケ
SeraphicBlueのページです。開発秘話にこの文章があります。
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